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カラオケで声が枯れる5個の原因、声を枯らさずに歌う8個のポイント

2020.10.15 

カラオケで声が枯れる5個の原因、声を枯らさずに歌う8個のポイント

  • 声が枯れやすくて長時間カラオケで歌えない…
  • 気をつけて歌っているのに声が枯れてしまう…

本記事は、声が枯れやすい悩みをお持ちの方に役立つ内容です。

カラオケで声が枯れて歌えなくなる方は、歌い方を見直してみましょう。短時間で枯れてしまってはカラオケを楽しめませんよね。声を枯らさずに歌う方法を身につけて喉にかかる負担を軽減できれば、楽しんで歌える時間が長くなるでしょう。

ここでは、カラオケで声が枯れる5個の原因と、声を枯らさずに歌うためのポイントを8個ご紹介します。声が枯れて歌えなくなることに悩んでいる方は、具体的な対策方法を一緒にみていきましょう。

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カラオケで声が枯れる5個の原因

カラオケで声が枯れるは、その原因を知ることが先決です。原因に応じて対策すれば、声を枯らさずにカラオケを楽しめるようになるでしょう。カラオケで声が枯れる主な原因は次の5つです。

喉に無理な力が入っている

自分が無理なく出せる音域よりも高い声を出そうとするとき、喉に力が入ってしまう方は多いのではないでしょうか。高音の発声時に喉がギュッと締まった感覚がある方は、喉に無理な力が入っている可能性が高いです。喉に無理な力が入っている状態で歌い続けると声が枯れる原因になりますし、細くて甲高い声になって聴き手に聞き苦しい印象を与えてしまうでしょう。

声は喉の奥にある「声帯(2枚のひだで成り立つ器官)」のすき間に息が通り、振動することで出ます。喉に無理な力が入った状態では声帯周辺が圧迫され、声帯をうまくコントロールできません。その結果、声が出にくくなります。

また、声帯周辺が圧迫されて声が出にくい状態でさらに無理に声を出そうとすると、声帯に大きな負荷がかかって、最終的に声が枯れてしまいます。

身体に余計な力が入っている

身体に余計な力が入っていると、喉にも無理な力が入って声が出にくくなります。身体に余計な力が入る原因は、主に緊張や不安感です。大きな声を出そうと意識しすぎて身体に余計な力が入ることもあります。

例えば、練習不足の曲や自分の音域に合わない曲を人に聴いてもらうとしたら、「うまく歌えるかな…」、「失敗したらどうしよう…」と不安に思いますよね。そうなると、全身に余計な力が入ってますます思い通りに歌えなくなり、喉が締まって声も枯れやすくなります。

声帯を適度な力で閉じられていない

声帯を無理なく効率よく振動させるには、声帯を適度な力で閉じる必要があります。声帯を適度な力で閉じられていれば、息を無駄なく発声に使えるので、あまり頑張ろうとしなくても大きな声を出せます。

声帯が適度な力で閉じられていない状態(声帯が開きすぎてしまっている状態)で大きな声を出すには、かなり多くの息が必要です。声帯を適度な力で閉じたときと比べると、息を振動に変換する効率が悪くなります。その結果、息を吐きすぎてしまったり、喉に無理な力が入ったりするなど、声帯に負担がかかってしまうことで声が枯れやすくなるでしょう。

腹式呼吸がうまくできていない

腹式呼吸は、大きくて響きのある声をラクに出すために欠かせない呼吸法です。呼吸法には、主に肺の上部を用いる「胸式呼吸」と、主に肺の下部を用いる「腹式呼吸」があります。腹式呼吸は、胸式呼吸よりも安定して使える息の量が多く、胸式呼吸と比べて身体に無理な力が入りにくいことが特徴です。

胸式呼吸は呼吸とともに胸や肩が引き上げられ、喉が緊張状態となり、喉を痛めやすくなります。息のコントロールもしにくく、必要以上に息を吐く発声の仕方だと、声帯に大きな負荷がかかります。息を吸うと同時に胸や肩が上がる方は、胸式呼吸をしている可能性が高いので、鏡などでチェックしてみましょう。

喉が乾燥している

喉が乾燥した状態で無理な発声したり、声を出し続けたりすると、喉が炎症を起こす恐れがあります。喉に炎症が起こると声帯をうまくコントロールしにくくなり、声が枯れやすくなってしまいます。

喉が乾燥する原因は、「水分不足」、「部屋が乾燥している」、「主に口呼吸をしている」などです。歌の合間に水分補給をする、部屋の湿度を適度に保つ、鼻からも息を吸うといったことを意識すればよいので、他の原因と比べて対策しやすいでしょう。

カラオケで声を枯らさずに歌う8個のポイント

笑顔で歌う男性

カラオケで声を枯らさずに歌うには、声が枯れる原因を解消する必要があります。次のポイントを押さえることで、声が枯れにくくなるでしょう。参考にしてみてください。

リップロールでウォーミングアップをする

リップロールは、安定した発声や息の適切なコントロール、声帯のストレッチなどに役立つ基礎練習です。歌う前の喉や口周りの筋肉のウォーミングアップにもオススメです。

リップロールは、上下の唇を閉じた状態で息を吐き、唇を「ブルルルルル」と震わせながら発声します。「唇を尖らせてアヒル口にする」と唇を震わせやすくなります。うまくできないときは、両手を左右の口角の真横に当て、下唇を軽くもち上げた状態でやってみてください。そうするとラクにリップロールができます。

リップロールで喉や口周りの筋肉をほぐしておくと、発声しやすくなります。喉をリラックスした状態にしておくと、無駄な力が入ってない分、歌うときに喉や身体に余計な力が入りにくくなるので、声が枯れにくくなるでしょう。

リップロールの詳しい練習方法については、こちらの記事で解説しています。

喉を開く

歌うときは、喉が開いている状態が理想です。喉の空間を広げることで、響きのある伸びやかな声を出すことができます。喉がうまく開いていない状態で声を出すと、喉に無理な力が入って声帯周辺を圧迫してしまいます。

喉を開くといっても、なかなかイメージできない方が多いかもしれません。例えば、「笑う」「びっくりする」「あくび」「食べる」といった動作のときは、自然に喉が開いています。また、寒いときに「ハァ~」と手を温めるように息を当てるときも喉が開くので、ぜひ一度試してみてください。

喉を開こうと意識しすぎてしまうと余計な力が入り、かえって喉が締まってしまいます。喉を自然に開く練習方法はこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

自分の音域に合った曲を歌う

歌っている曲が自分の音域に合っていないと、無理に声を出そうとして身体や喉に余計な力が入ります。

自分の音域に合った曲を歌えるようにするためには、まずは自分の音域を確認しましょう。そのうえで、音域を広げる練習をすることで、歌える曲のレパートリーを増やすことができます。

自分の音域に合った曲かどうかを調べるときは、まずは実際に歌ってみましょう。高音部分で喉に力が入って苦しくなる場合は、自分の音域をオーバーしている可能性があります。無理して高音域を歌うと喉を痛めて声が枯れてしまうので、今の自分の音域に合った無理のない曲を選びましょう。

自分の音域の確認方法や音域を広げる方法、曲の音域を調べる方法はこちらの記事で詳しく解説しています。曲ごとに歌うために必要な音域が記載されているサイトも紹介しているので、歌おうとする曲がご自分の音域に合っているか確認するために活用してみてください。

また、どうしても高い音域の曲を歌いたい方は、ヘッドボイスを練習してみてはいかがでしょうか。高音を頭部に響かせて歌う、裏声を使った発声方法で、高音を地声で無理に歌うよりも喉への負担がはるかに少なくなります。

ヘッドボイスの出し方と練習方法は以下の記事で解説します。裏声を思ったように出せない方は、後述するファルセットの記事を先にご覧ください。

自分の音域に合わせてキーを調整する

歌いたい曲の音域が自分に合っていなくても、キーを調整すれば無理なく歌えるようになります。キーは「調」を意味する音楽用語です。曲には、音階の最初の音を指す「主音」があり、その音を起点としてメロディが構成されます。

例えば、主音が「C(ド)」のメロディの構成は、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」、主音が「E(ミ)」のメロディの構成は、「ミ・ファ#・ソ#・ラ・シ・ド#・レ#・ミ」です。カラオケのキー調整で、「E(ミ)」が主音の曲のキーを「C(ド)」に下げた場合、メロディ全体の音がそれぞれ4つずつ低くなります。

キーを下げることを恥ずかしいと思う方もいらっしゃるかと思いますが、プロの歌手は自分に合ったキーを選択することで無理なく歌えているのです。自分に合ったキーで歌えると声のポテンシャルを発揮しやすいですし、無理のない自然な歌声になるので、聴き手も心地よいと感じるでしょう。

カラオケで声を枯らさずに気持ちよく歌うためにも、必要に応じてキーを調整することをオススメします。キー調節のコツと方法については、こちらの記事で解説しています。より自然な雰囲気で歌うためにも、自分に合ったキー調節の方法を確認しておきましょう。

高い音はファルセット(裏声)を使う

声枯れを防ぐために、高い音は地声ではなくファルセット(裏声)で歌いましょう。ファルセットとは、「吐息が多く混ざったやわらかい裏声」です。高い声を地声で無理に歌おうとすると、喉に余計な力が入りますが、ファルセットなら地声ほど力が入りません。

ファルセットは、耳元で聴いても心地よく感じられる声のため、テクニックの1つとして多くのプロが取り入れています。ファルセットをうまく操るプロのアーティストには、宇多田ヒカルさん、EXILEのATSUSHIさん、絢香さんなどが挙げられます。

ファルセットの出し方や練習方法については、こちらの記事をご覧ください。

腹式呼吸を身につける

腹式呼吸では、胸式呼吸よりも安定した息の使い方ができるため、太くて伸びやかな声を出すことができます。また、息を吸うときに身体や喉に力が入りにくいのもメリットです。

腹式呼吸は、「お腹で息をする」と指導されるケースもありますが、意識しすぎてしまうと身体に余計な力が入ってしまいます。自然に腹式呼吸ができるように、まずは仰向けに寝て呼吸をしてみてください。仰向けに寝た状態では自然に腹式呼吸になるため、感覚をつかむのに役立ちます。

腹式呼吸の自然な感覚をつかんだら、次は身体を起こした状態で、まずは「4秒かけて鼻で息を吸い、8秒かけて口から吐く」を繰り返し練習してみましょう。吸う時間よりも吐く時間を長くすると副交感神経が優位になり、身体がリラックスしやすいです。慣れてきたら、吸う時間や吐く時間をご自分のレベル感に合わせてカスタマイズしてみてください。

腹式呼吸の練習を重ねることで、リラックスした状態で響きのある太い声を出せるようになるでしょう。喉にかかる負担が減ることで、声も枯れにくくなります。

腹式呼吸のコツや練習方法はこちらの記事で解説していますので、歌の基礎を身につけたい方はぜひご覧ください。

水分補給

水分不足は、喉が乾燥する原因の1つです。カラオケで歌う前やインターバルのときに水分補給をしましょう。一度に多量の水分を摂ってしまうと、余分な水分が尿として排出されてしまいます。そのため、小分けにして水分を摂ることが大切です。

喉の渇きを感じたときは、すでに身体の水分が不足しています。水分を摂ってから喉がうるおうまでにはタイムラグがあるため、喉が渇いていなくてもこまめに水分を摂りましょう。

飲み物に気をつける

水分補給のときは、飲み物の種類に注意しましょう。「冷たい」、「糖質が多い」、「強い酸性の性質を持つ」、といった飲み物は、喉が刺激されて発声しにくくなったりする可能性があります。もし発声しにくい状態で歌い続けると、声が枯れやすくなってしまうでしょう。

炭酸は喉ごしがスッキリして気持ちよいですが、炭酸が喉を刺激し、糖分も発声の妨げになると考えられます。声が枯れやすい人は、炭酸飲料を避けた方がよいでしょう。

カラオケの飲み物は、常温の水や温かい玄米茶、レモネード(はちみつ入りがオススメ)などがオススメです。カラオケで喉への負担が少ない飲み物はこちらの記事で解説しています。ベストコンディションでカラオケを楽しむためにも、ぜひご覧ください。

おわりに:声を枯らさないためにも歌の基本を身につけよう

声が枯れる主な原因は、喉や身体に余分な力が入り、声帯に大きな負荷がかかることです。リラックスして歌えるようになることで、カラオケでも声が枯れにくくなるでしょう。

声枯れを防ぐには、自分に合った音域の曲を選んで無理なく歌うこと、キー調整や水分補給などの知識を習得すること、腹式呼吸やファルセットなどの歌唱力アップのポイントも合わせて押さえることが大切です。自分だけで練習してもなかなか改善しない場合は、ボイトレのマンツーマンレッスンを受けてみるのもよいでしょう。

この記事の監修

多田 亘佑講師(ボーカル)幼少期から様々な音楽に触れ、高校では合唱の全国大会に出場。大学からアカペラの活動が本格化し、ブライダル関係を中心に雪まつり、スキー場のカウントダウンライブなどのイベントに多数出演。ハモネプで全国優勝した『じゃ~んずΩ』(現:JARNZΩ)のボイストレーニング・編曲指導・音楽プロデュースを経験後、2009年よりシアーミュージック札幌校に所属。 年間最大2500以上のレッスン実績があり、初心者からプロ志向の方を対象に、カラオケ上達から音楽活動のバックアップまでと目的に応じて幅広く展開。風船を始めとした身近な道具を用いたトレーニングや、独自視点の高音克服トレーニング・完全コピー(歌唱分析)・ハモリなど追究したオリジナルメニューで理解度・体感度・上達度の高いレッスンを特徴としている。
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