イケボはつくれる!イケメンボイスの特徴・出し方・コツを大公開
2020.04.11
- イケボってどういう声を指すの?
- 声に自信がないけど、練習すればイケボは出せるの?
本記事では、こうしたイケボに関する疑問にお答えします。
イケボ(イケメンボイス)は生まれ持ったものと思っている方は多いことでしょう。実は、イケボは練習次第で作ることができるのです。
イケボは日常会話だけではなくカラオケのときにも使えます。声は練習や工夫次第で変えられるため、イケボに憧れている方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
イケボの特徴や出し方、コツについて解説しますので、イケボを目指す方は一緒に学んでいきましょう。
イケボとは?
イケボとは、「イケメンボイス」の略で、いわゆる「声がイケメン」なことを意味する言葉です。イケメンと言えば、顔立ちが整っていたり男らしい雰囲気があったりする人のことですが、イケボは「男性としての魅力が詰まっている声」を指します。歌声だけでなく、普段の話し声に対してイケボと表現することもあります。
カワボとは?
イケメンボイスに対し、声がかわいいことを「カワボ(カワイイボイス)」と呼ぶことがあります。普段の声がかわいい、歌声がかわいいと感じたときなどに、カワボを使う方が多いようです。主に女性らしいかわいらしい声を指してカワボと呼びますが、かわいらしい声を発する男性に対してカワボという言葉を使うこともあります。
イケボの特徴
ここからは、イケボの特徴を詳しくみていきましょう。以下のような声や声質をしている人が、イケボと呼ばれることが多いです。
重低音だけど渋すぎない
イケボと言えば重低音の渋い声をイメージする方が多いのではないでしょうか。単なる渋い声とイケボは似て非なるものです。イケボは、重低音であるのに渋すぎず、程よく男らしい印象を与えます。
聞いていて気分が落ち着く
イケボは、聞いていて気分が落ち着きます。高い声で早口で話すのではなく、重低音で落ち着きのある話し方をするため、大人の男性の余裕を見せることができます。
声に輪郭がある
重低音と言えば、声に輪郭がなく聞き取りにくいイメージがあるかもしれませんが、イケボは重低音なのにしっかりと輪郭があります。声に輪郭があるからこそ、相手に言葉にのせた感情が伝わるのです。
イケボは発音がはっきりしているため、言葉がしっかり伝わります。1音ごとの発音がはっきりとしていることが特徴です。どれだけ重低音の効いた声でも、聞き取りにくいとマイナスイメージを与えるでしょう。
声は、コミュニケーションをとるためのものなので、発音がはっきりしていることがイケボの前提条件です。
色気がある
重低音が効いていて輪郭があり、落ち着ついた声でも、色気がなければイケボとは言えません。イケボは女性が男性の色気を感じ、「こんなセリフを言われてみたいな」と思い浮かべてしまう声です。
例えば、福山雅治さんの声を思い浮かべると、イケボをイメージしやすいかもしれませんね。
イケボが人気のワケ
イケボが女性に好まれる理由はハッキリとわかっていませんが、男性ホルモンのテストステロンとの関係が噂されています。テストステロンの量が多いと、男性らしい身体つきになったり体毛が濃くなったりすると同時に、声も低くなるそうです。
つまり、「声が低い=男らしい」とも言えます。すべての女性が男らしさを求めているわけではありませんが、声が低い人を本能的に好んでいるのかもしれません。ただし、単に声が低いのではなく、色気があるイケボでなければ好印象は与えられないでしょう。
イケボの出し方・コツ
イケボと言えば男性にしか出せないと思っている方は多いのではないでしょうか。実は、女性も工夫次第でイケボを出せます。もちろん、男性ほどの重低音は効かせることはできませんが、「かっこいい」と思われるような低くて色気がある声を出すことは可能です。宝塚の男役をイメージするとわかりやすいでしょう。
それでは、イケボの出し方を男性版と女性版に分けて詳しく解説していきます。
男性版
イケボを出したいときは、次の3つを意識しましょう。
【喉仏を下げる】
喉仏を下げて喉の空間が広がることで、低い声が出やすくなります。ただし、声がもともと低い場合は、特に意識する必要はありません。低い声が出にくい方は、寒いときに手を温めるように「ハァ〜」っと息をあててみてください。このときは喉仏が下がった状態を保てます。ただし、力を入れすぎると苦しそうな声になるため、適度な力加減を見つけてくださいね。
【腹式呼吸で発声】
腹式呼吸を用いて、お腹の底から声を出すような感覚を掴むことで、より豊かな響きのある重低音ボイスを出せるようになります。腹式呼吸の感覚がわからない方は、仰向けになって呼吸をしてみてください。仰向けに寝ているときは自然に腹式呼吸になるので、お腹の底から声を出すような感覚が掴みやすいでしょう。
【胸のあたりを響かせる】
低音を響かせるには、胸のあたりを響かせる必要があります。胸に手をあてて、響いているか確認しましょう。響かせるには、身体の力を抜く必要があるため、椅子にゆったり座った状態で練習してみてください。お風呂でリラックスした状態でイケボの練習をするのもおすすめです。
イケボの出し方
- 【1:喉仏を下げる】
喉仏を下げて喉の空間を広がっているか確認する - 【2:腹式呼吸で発声】
お腹の底から声を出すような感覚を掴む - 【3:胸のあたりを響かせる】
胸に手を当てて、響いているか確認する
腹式呼吸の出し方・練習方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
女性版
女性でイケボを出したい方も、胸の響きと腹式呼吸の練習は必須です。そのうえで、男性歌手の歌を聴き込んで、声の特徴をつかみましょう。男性特有の発声の特徴を知ることで、マネできるようになります。普段からイケボを出すことを意識していれば、いずれ無意識にイケボを出せるようになるでしょう。
男性役を担当している女性の声優さん、『名探偵コナン』のコナン役の高山みなみさんの声がわかりやすいでしょう。コナンの声は基本的に子供らしくかわいらしい声ですが、推理している時の声はイケボですよね。
『エヴァンゲリオン』の碇シンジ役や、『幽遊白書』の蔵馬役の緒方恵美さんもイケボがイメージしやすいと思います。
イケボを歌に活かすには?
イケボを歌に活かすには、もともとイケボな歌手が歌っている曲を歌うことが大切です。男性ならイケボの代名詞とも言える福山雅治さんの楽曲がいいでしょう。女性なら、低音域でハスキーな音色が魅力的なAIさんの楽曲がおすすめです。そのほか、音域が幅広いのにイケボなSuperflyの越智志帆さんの楽曲にも挑戦してみてください。
おわりに:イケボを練習して魅力的な声を手に入れよう
練習すれば、誰でもイケボに近づけます。ただの低い声ではなく、響きや落ち着き、色気のある声を目指しましょう。無理にイケボを出そうとすると喉を痛めるので、リラックスして体全体から声を出すように練習してくださいね。