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マイクの正しい持ち方、ダメな持ち方を写真で解説!カラオケで声が通るマイクの使い方

2020.11.27 

マイクの正しい持ち方、ダメな持ち方を画像で解説!カラオケで声が通るマイクの使い方

  • カラオケのマイクはどうやって持つのが正しいの?
  • マイクの持ち方が悪いと何がダメなの?

本記事では、こうしたマイクの持ち方に関する疑問にお答えします。

カラオケで歌うときに、マイクをどう持てばよいか迷う方は多いのではないでしょうか。マイクの持ち方によって声の通り方が変わったり、姿勢が変わることで声の出しやすさも変わったりします。声の魅力を最大限マイクに乗せるためにも、マイクの持ち方を確認してみましょう。

マイクの「正しい持ち方」と「ダメな持ち方」を写真を使ってわかりやすく解説しますので、マイクの正しい持ち方や注意点を知りたい方は一緒に学んでいきましょう。

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マイクの正しい持ち方は?

カラオケでマイクを持って歌う3人の女声

まずは、こちらの写真をご覧ください。3人の中で、正しい持ち方をしている人が1人だけいます。さて、正しいマイクの持ち方をしているのは誰でしょうか?
↓↓↓正解は?

正解は、一番奥の人です。

それぞれマイクの持ち方や角度が違うのがわかると思いますが、一番奥の人の持ち方が最も声がマイクに入りやすいです。一番奥の女性のマイクの持ち方は、これから解説する3つの条件をしっかりと満たしています。

それでは、マイクの正しい持ち方のポイントを具体的に解説しましょう。

マイクの持ち方のポイント3つ

マイクを持って少し顔を上に向けて歌う女性

マイクは、上の写真のように持つと声が通りやすいです。ポイントは3つあります。

  • (1)マイクの先端を口の正面に向ける
  • (2)マイクの先端から口までの距離は指2本〜こぶし1つ分くらいが目安
  • (3)顔を少し上向きにして歌う

マイクの先端を口の正面に向ける

カラオケでよく使われる単一指向性のマイクの特性上、マイクと口の位置関係が適切ではないと声をうまく拾えなくなります。マイクに声をしっかりと通すために、マイクの先端は口の正面に向けるよう心掛けてください。

単一指向性のマイクについては、後ほど詳しく解説します。

マイクの先端から口までの距離は指2本〜こぶし1つ分くらいが目安

マイクの先端から口までの距離は、指2本〜こぶし1つ分ほど空けるのがオススメです。マイクと口との距離が適切ではないと音をきちんと拾いにくくなるため、指2本〜こぶし1つ分くらいを目安にマイクと口の距離を調整してください。もちろん、あくまでも目安ですので、歌う場面や表現に応じて工夫してみてください。

マイクに唇をつけて歌うことの是非については、後述します。

顔を少し上向きにして歌う

顔を少し上向きにすると、息の通り道ができて、声が出やすくなります。もちろん、顔を上げすぎたり、下げすぎたりすると、喉が圧迫されて声が出にくくなるので注意が必要です。個人差もあるため、声が出やすい角度を探してみてください。

顔を少し上向きにして歌うときは、マイクの位置も顔の角度に合わせましょう。顔だけ上に向けてマイクの位置がそのままの状態だと声を拾いにくくなるので、マイクの先端が常に口の正面に来るように意識してくださいね。

マイクの先端部分を口の正面に向けたほうがいい理由

マイクによって、「指向性(どの方向からの音を拾いやすいか)」が異なります。一般的にカラオケやスピーチで使われているマイクは、「単一指向性」といって、マイクの先端の方向の音を拾いやすい特性を持っています。

声は主に口が向いている方向に飛ぶ特性があるため、単一指向性のマイクで歌うときは、マイクの先端部分を口の正面に向けるのが理想です。単一指向性のマイクを縦に持って歌ってしまうと音が拾われにくいため、頑張って大きな声を出しても、スピーカーから出る音量は残念ながら小さくなるでしょう。

角度や位置が合っているかどうか調べたいときは、「あーーーー」と同じ声量で歌いながらマイクを口のまわりで上下左右に動かしてみてください。音が少しでも小さくなったら、マイクの先端部分が口の正面からズレたということになります。

ダメなマイクの持ち方

マイクの持ち方に問題があると、声を効率よく拾えないだけではなく、さまざまな問題が起こります。やってしまいがちなダメなマイクの持ち方を2つご紹介します。

マイクのヘッド(グリル / グリルボール)を握る

マイクのヘッドを歌う男性と女声

マイクのヘッド(先端)にある網目状の部分(グリルと呼ばれる)は、マイクの集音部分を保護するためのカバーです。丸い形状のタイプはグリルボールと呼びます。

カラオケで歌うときに、マイクのヘッドを持つ方もいらっしゃるでしょう。しかし、マイクのヘッドを握って歌うと、ハウリング(スピーカーから「キーン」や「ボー」といった音が鳴る)が起こったり、声がこもったりするため、マイクの持ち方として好ましくありません。

ハウリングの詳しい原理は割愛しますが、マイクのヘッドを持つと特定の周波数が増幅され、マイク、アンプ、スピーカーの間で音がループした状態になります。すると、高い音で「キーン」と鳴ったり、低い音で「ボー」と鳴ったりするハウリングが起こります。結婚式のスピーチや、学校の朝礼でマイクが「キーン」と鳴るのもハウリングの一種です。

プロの歌手がテレビやライブでマイクのヘッドを持って歌っているのを見て、真似する方もいるでしょう。テレビやライブでマイクのヘッドを握っても問題が起こらないのは、マイクに特殊な加工を施したり音響スタッフが調整したりしているためなので、安易に真似してしまわないように気をつけてください。

また、ハウリングが起こると聴き手に不快な思いをさせてしまう恐れもあるので、カラオケではマイクのヘッドは握らないようにしましょう。

マイクを縦に持つ

マイクを縦に持って歌う女性

こちらの写真のようにマイクを縦に持って歌うと、声を効率よく拾えなくなり、スピーカーから流れる声の大きさが安定しなくなったりすることがあります。

かといって、マイクの先端部分に口を向けるためにうつむいてしまうと、喉が圧迫されて声が極端にか細くなったり、ピッチが下がり気味になったりするので注意してください。

こうした理由から、先に解説したように、マイクの先端を口の正面に向けて歌うのがオススメです。

マイクに唇をつけて歌うのはアリ?ナシ?

マイクに唇をつけて歌うと、スピーカーから出る音量が大きくなりますし、マイクと口の角度を保ちやすくなるというメリットがあります。プロの歌手の中にもマイクに唇をつけて歌っている方もいます。

しかし、不特定多数の人が利用するカラオケでマイクに唇をつけるのは、衛生的に好ましくありません。特に今のコロナ禍では、そうした使い方は避けたほうがいいでしょう。

「唇をつけた方が安定して歌いやすいが、衛生面が気になる」という方は、自分専用のmyマイクを使ってみてはいかがでしょうか。myマイクには、以下のようなダイナミックマイクをオススメします。ダイナミックマイクは、一般的にカラオケで使用されているマイクで、主にレコーディングで使われることの多いコンデンサーマイクと違い、電源を供給する必要がなく、使用環境に左右されにくいことが特徴です。

ワイヤレスマイクはカラオケ機器との接続の設定が必要となるため、少し手間がかかります。有線タイプはケーブルが歌うときに少し邪魔になりますが、カラオケ機器にさっと繋げるので使い勝手が良いです。

※カラオケ機器からマイクのケーブルを抜き差しするときは、必ず音量をいったんゼロにしましょう。音量が上がったまま抜き差しすると、カラオケ機器やスピーカーが故障する恐れがあります。また、店舗によってはマイクの持ち込み自体をNGとしているところもありますので、持ち込む際はいちど問い合わせをしてみたほうが良いでしょう。


画像:SHURE ダイナミック ボーカルマイクロフォン XLRケーブル付属 PGA58-XLR

カラオケで使うマイクの衛生面やニオイが気になる方には、マイク専用の除菌消臭スプレーがオススメです。効果は一時的ではありますが、マイクについた雑菌を除去してニオイを軽減できます。

一般的な除菌消臭スプレーを使うと、グリルやユニットの塗装を傷める心配があるので、必ずマイク専用のものを使いましょう。

オススメのマイク専用・除菌消臭スプレーは、「スーパーマイクシャワー」です。

この除菌消臭スプレーは、細かいミストがグリルの表面に浸透して嫌なニオイを元からカットしてくれます。速乾性のため、エタノールの作用で塗装を傷めることもありません。また、マイクのグリルに口につけることに配慮して、安全性と品質にこだわった国内の工場で生産しているので安心です。


画像:【マイク専用・除菌消臭スプレー】スーパーマイクシャワー 220ml (ペパーミント)

おわりに:効率よく声を拾うマイクの持ち方を覚えてよう

どれだけ歌唱力が高くても、声をしっかりと拾えなければ、聴き手に届くはずのものもきちんと届きません。マイクを正しく持つことで、声を効率よく拾えるようになります。ただ、マイクを正しく持つことを意識しすぎて、肝心の歌に集中できなくなると本末転倒なので、あくまでも自然に持てるように、持ち方を練習しておきましょう。

この記事の監修

多田 亘佑講師(ボーカル)幼少期から様々な音楽に触れ、高校では合唱の全国大会に出場。大学からアカペラの活動が本格化し、ブライダル関係を中心に雪まつり、スキー場のカウントダウンライブなどのイベントに多数出演。ハモネプで全国優勝した『じゃ~んずΩ』(現:JARNZΩ)のボイストレーニング・編曲指導・音楽プロデュースを経験後、2009年よりシアーミュージック札幌校に所属。 年間最大2500以上のレッスン実績があり、初心者からプロ志向の方を対象に、カラオケ上達から音楽活動のバックアップまでと目的に応じて幅広く展開。風船を始めとした身近な道具を用いたトレーニングや、独自視点の高音克服トレーニング・完全コピー(歌唱分析)・ハモリなど追究したオリジナルメニューで理解度・体感度・上達度の高いレッスンを特徴としている。
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