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声質を変えて歌うには?声質ごと(3種類)のトレーニング方法を解説

2020.08.07 

声質を変えて歌うには?声質ごと(3種類)のボイストレーニング方法を解説

  • 声質を変えて歌ってみたい
  • でも、どうやって声質を変えるの?
  • 声質を変えるトレーニング方法があれば知りたい

本記事では、このような声質に関する疑問にお答えします。

さまざまな声質を使い分けることができれば、歌の表現の幅が広がります。地声やファルセット、ミックスボイスなど、さまざまな声質を使いこなして歌をマスターしたい方は、声質の種類と特徴について覚えていきましょう。ここでは、声質の種類とトレーニング方法を紹介しますので、さまざまな声質を使いこなしたい方は一緒に練習しましょう。

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声質とはなにか?

声質は、「声の性質」のことです。人は、生まれながらに持っている声があるため、声そのものを変えることは難しいです。しかし、声の出し方を工夫することで、さまざまな性質の声を出せるようになります

歌うときに、「歌に乗せたい感情表現」「聴き手に届けたい印象」などを踏まえて必要に応じて声質を使い分けることが大切です。

余談ですが、声質の本来の読み方は「せいしつ」です。しかし、「性質(せいしつ)」と混同するのを防ぐために、会話に使うときは「こえしつ」と言います。これは、「市立」と間違えられないように、「私立」を「わたくしりつ」と言うことと同じです。

3種類の声質

声質は、次のように3つに分けて考えるとわかりやすいです。

【硬い】地声(1)→ミックスボイス(2・3)→ファルセット(4)【軟らかい】

上記のうち、ミックスボイスに2と3があるのは、声の出し方でミックスボイスを「硬い寄り」や「軟らかい寄り」にコントロールできるためです。それでは、3種類の声質について詳しくみていきましょう。

地声

地声は、生まれつき持っている本来の声のことを言います。チェストボイスと呼ばれることもありますが、厳密には地声≒チェストボイスです。全ての「チェストボイス」は「地声」と言えますが、全ての「地声」は「チェストボイス」ではありません。普段の会話で声を出しているときは、基本的には自然に地声を使っています。

実際に、普段の会話で使っているような高さのイメージで、「アー」と声を出しながら胸に手を当ててみましょう。そうすると、胸が細かく振動しているのがわかると思います。地声は、言葉の輪郭がはっきりするため、歌の系統やジャンルを問わず多用されている発声法です。

ファルセット

ファルセットとは、息が多く混ざった軟らかい裏声のことを言います。同じ裏声でも、ヘッドボイスは比較的少量の息で出すことができますが、ファルセットは、ヘッドボイスに比べ多くの息を使います。ファルセットはヘッドボイスよりも軟らかい印象を与える発声法です。

また、ファルセットは高音であっても喉への負担が少ないため、声が枯れにくいです。地声やミックスボイス、ヘッドボイスといった他のさまざまな声と組み合わせて歌に取り入れると、表現の幅がグッと広がります。ファルセットは、「甘さ」「優しさ」「切なさ」を表現したいときにおすすめです。

ファルセットを積極的に使っているアーティストは、森山直太朗さん、EXILEのATSUSHIさん、平井堅さん、宇多田ヒカルさん、中島美嘉さん、絢香さんなどです。

ミックスボイス

ミックスボイスは、地声とファルセットをミックスさせた発声法です。地声の力強く豊かな成分とファルセットの透き通った成分をミックスさせることで、声の音色をコントロールするテクニックです。

上述したように、声質を分類すると、ミックスボイスは中間の「2」と「3」に位置します。ミックスボイスは硬い地声と軟らかいファルセットの間の声質であるため、2は硬めのミックスボイス、3は軟らかいミックスボイスです。練習を重ねれば、2.5、3.5など、細かく声質をコントロールできるようになるでしょう。

声質を変えて歌うには?

声質を変えて歌うには、声質ごとに適したボイストレーニングを続けることが大切です。適したトレーニングをせずに無理に声質を変えようとすると、身体や喉に力が入ってしまい、思うように声質をコントロールできません。

例えば、野球において、変化球の投げ方をきちんと理解していないのであれば、変化球は投げられませんよね。また、投げ方を知っていても、実際に変化球をコントロールして投げられるかどうかは練習量で変わります。声質のコントロールも同様に、声質の知識を身につけることと、日々のトレーニングの両方が欠かせません。

声質別ごと(3種類)のボイストレーニング方法

それでは、声質別のボイストレーニング方法をご紹介します。

地声

地声を出すときは、喉を開いて声帯をしっかり閉じることが大切です。と言われても、今ひとつイメージしにくいですよね。前述の通り、厳密には地声とイコールにはなりませんが、こちらの記事では、参考になるチェストボイスの出し方のイメージやコツからトレーニング方法まで解説しているので参考にしてみてください。

ファルセット

ファルセットは軟らかい声で発声しますが、基本的に喉をリラックスさせることが大切です。腹式呼吸で安定感を強化するとともに、鼻歌やリップロールで練習しましょう。ファルセットのトレーニング方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ミックスボイス

ミックスボイスは、地声とファルセットの中間の声質ですが、今ひとつイメージできない方が多いのではないでしょうか。ミックスボイスをマスターするには、コツとイメージをつかんだうえで、正しくトレーニングする必要があります。ミックスボイスのトレーニング方法については、こちらの記事をご覧ください。

おわりに

声質を自由自在に変えて歌えるようになれば、力強さや優しさなど、さまざまなイメージを聴き手に届けることができます。歌える曲も一気に増えるので、この機会にぜひマスターしてみてください。それぞれの声質に合わせたトレーニング方法を実践して、自由自在にコントロールできる力を身につけましょう。

この記事の監修

多田 亘佑講師(ボーカル)幼少期から様々な音楽に触れ、高校では合唱の全国大会に出場。大学からアカペラの活動が本格化し、ブライダル関係を中心に雪まつり、スキー場のカウントダウンライブなどのイベントに多数出演。ハモネプで全国優勝した『じゃ~んずΩ』(現:JARNZΩ)のボイストレーニング・編曲指導・音楽プロデュースを経験後、2009年よりシアーミュージック札幌校に所属。 年間最大2500以上のレッスン実績があり、初心者からプロ志向の方を対象に、カラオケ上達から音楽活動のバックアップまでと目的に応じて幅広く展開。風船を始めとした身近な道具を用いたトレーニングや、独自視点の高音克服トレーニング・完全コピー(歌唱分析)・ハモリなど追究したオリジナルメニューで理解度・体感度・上達度の高いレッスンを特徴としている。
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