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声が小さいのが悩み…声が小さくなる8個の原因、声の大きさを改善する4個の方法

声が小さいのが悩み…声が小さくなる8個の原因、声の大きさを改善する4個の方法

  • 声が小さくてよく聞き返される…
  • 大きい声を出しているつもりなのに、声が届かない…

本記事は、このような「声が小さい悩み」を解決します。

声が小さくて相手に何度も聞き返されたり、マイクを使ってもなかなか聴き手に歌が届かなかったりする方は、声が小さい原因を突き止めることが大切です。原因をうまく解消できれば、楽に大きな声が出せるようになるでしょう。

ここでは、声が小さい8個の原因と、声の大きさを改善する4個の方法を解説しますので、声が小さくて悩んでいる方は一緒に克服していきましょう。

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声が小さい8個の原因

声が小さい原因は、大きく「発声面」と「メンタル面」に分けられます。それぞれ詳しくみていきましょう。

発声面での原因

声が小さい発声面の原因は次の4つです。

(1)喉が締まっている
声は声帯の間を息が通って振動することで出ます。喉が締まっていると空気の通り道が狭くなり、十分な量の息を流すことが難しくなってしまうため、結果として声がこもって相手に届きにくく、大ききな声も出しにくくなります。大きな声を出すには、「喉を開く」練習が必要です。

(2)声帯同士が開きすぎている
声帯が適度な力加減で閉じている状態で出す声はよく響き、力強くも聞こえるものです。しかし、声帯が必要以上に開きすぎていると息漏れが多くなって弱々しい印象の発声になり、声が小さく聞こえてしまいます。大きな声を出すには、「喉は開いたうえで、声帯は適度な力加減で閉じる」のが理想です。

上記の説明だけでは(1)の「喉が締まっている」と「声帯を適度な力加減で閉じる」の違いがわかりにくいと思います。声帯閉鎖と喉の開き方について解説した記事は、後ほどご紹介します。

(3)腹式呼吸がうまくできていない
主に胸部で行われる胸式呼吸は、主に腹部で行われる腹式呼吸に比べて、吸うときも吐くときも安定して使える息が少ないため、大きな声を出しにくくなります。また、胸式呼吸は呼吸とともに胸や肩が引き上げられ、喉が緊張した状態になりやすいため発声がしにくくなります。喉に力が入りすぎた状態だと大きな声を出しにくいですし、喉に負担がかかって痛めやすくなる(=声が枯れやすくなる)ので、注意しましょう。

(4)滑舌が良くない
滑舌が良くないと発音が不明瞭になり、声が届きにくくなってしまいます。頑張って大きな声を出そうとしても、発音が不明瞭だと声がこもってしまい、自分が思っている以上に小さく聞こえてしまうでしょう。

このように、発声面での声が小さい原因はさまざまです。それぞれを解消できれば、声が大きくなるのはもちろん、響きやすくなったり声色をコントロールしやすくなったりするでしょう。

メンタル面での原因

発声面に問題がなくても、メンタル面に問題があると声が小さくなる可能性があります。次の4項目に心当たりがないかチェックしてみましょう。

(1)自信がない
「頑張っても大きな声は出せないだろう…」と自信をなくしていると、どうしても声が小さくなります。また、人前で歌うことに自信がない場合や、人に見られたくない・聴かれたくないときなどにも声が小さくなるでしょう。

(2)声が小さいと思い込んでいる
実際はそれほど声が小さくないのに、自分の声が小さいと思い込んでいることも原因のひとつとして考えられます。声が小さいと指摘されたことがある、嫌な思いをしたことがあるなど、過去の体験が無意識に本来出るはずの声を妨げているのかもしれません。

(3)相手に委縮している
威圧的な態度をとる人と対面したり、相手に怖い印象を持っていたりしていると、委縮することで声が小さくなります。萎縮して無意識に体に力が入ると喉にも余計な力が入り、息が流れにくい状態になり、結果として声が出にくくなってしまうでしょう。

(4)大きな声を出すのが怖い
他人の発する大きな声が苦手な方は、自分で大きな声を出すのも怖く感じ、声が小さくなってしまうことがあります。道を走るトラックの走行音や激しい演奏の曲が苦手な方は、自分が発する大きな声も苦手と感じているかもしれませんね。

声の大きさを改善する4個の方法

大きな声を出す練習をする人

声の大きさを改善するには、メンタル面の変化とともに、発声面の原因を解消する必要があります。しっかりと届く声を出せるようになってくれば、自然と自信もついてくるでしょう。ここからは、発声面での声が小さい原因の解消法を詳しく解説します。

腹式呼吸を身につける

腹式呼吸は発声の基本であるため、歌の練習をしている方はすでに理解・習得している方もいるかもしれません。大きな声を出すためには腹式呼吸が向いているので、習得していない方は練習してみましょう。

腹式呼吸は、主に腹部を用いて息の出し入れをする方法です。主に肺の上部で息の出し入れをする胸式呼吸に対し、腹式呼吸は主に肺の下部で息を出し入れします。 胸式呼吸を比べると吸い込める息の量と安定して吐き出せる息の量が多いので、大きな声を出しやすいです。

腹式呼吸の感覚をつかめないときは、仰向けに寝て呼吸をしてみましょう。仰向けの状態は、自然と腹式呼吸になります。寝転んで腹式呼吸ができていることを確認できたら、ぜひその状態のまま声を出してみましょう。いつもより楽に大きな声が出ませんか? このように、腹式呼吸の感覚をつかんでから、実際に発声することがポイントです。徐々に体勢を起こした状態でも腹式呼吸で発声できるように慣れていきましょう。

腹式呼吸の練習方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。

喉を開く感覚をつかむ

喉が締まっていると、例え腹式呼吸ができていても大きな声は出しにくいでしょう。喉の空間を広く保ち、息の通り道を作ることが必要です。

ただ、喉を開くと言われてもイメージしにくいですよね。たとえば、寒くて手に「ハァ~」と息を吐くときは、自然に喉が開いています。「笑う」「びっくりする」「あくび」といった動作も、自然と喉が開いている状態です。

ただし、喉を開こうと意識しすぎると身体に力が入り、かえって声が出にくくなるので注意しましょう。上述したような、日常の動作の中で「喉を開く」感覚をつかんだうえで、意識しすぎず自然と喉を開けられるのが理想です。

喉を開くための練習方法は以下の記事で詳しく解説しています。

滑舌のトレーニングをする

滑舌に問題がある方は、舌や口輪筋(口のまわりの筋肉)をうまく使えていないのがひとつの原因です。滑舌のトレーニングで舌の筋肉や口輪筋を鍛えることで、今以上になめらかに発音できるようになるでしょう。滑舌のトレーニング方法はさまざまですが、ここでは劇団四季で取り入れている「母音法」をご紹介します。

母音法は、「言葉を母音だけで発声する」→「元の言葉で発声する」という練習法です。例えば、「こんにちは」を「おんいいあ」、「よろしくお願いします」を「おおいうおえあいいあう」というように、母音だけで発声します。母音法を練習することで、適切な喉の開き方が身がつき、聞き取りやすい声を獲得できます。

滑舌を改善する方法は他にもあります。以下の記事で滑舌を良くする方法を解説しているので、あわせてお読みください。

声帯閉鎖を身につける

声帯閉鎖とは、声帯を適度な力加減で閉じることで、しっかりと響きのある声を出す方法です。声帯が無理なくしっかりと振動することができると、響きのある声を出せるようになり、結果として声量が増えます。また、声帯の閉じ方をコントロールできるようになると、インパクトの強いパワフルな声や切ない感情を表現するための息漏れ声など、さまざまな声色を操れるようになるでしょう。

声帯閉鎖の練習方法は以下の記事で解説しています。

上記の記事でも紹介していますが、声帯閉鎖には、エッジボイスによるトレーニングがおすすめです。エッジボイスとはいわゆる「ガラガラ声」で、映画『呪怨』で伽椰子が出す「あ゛あ゛あ゛あ゛」という声をイメージするとわかりやすいでしょう。この声は、声帯を適度な力加減で閉じられていなければ出せません。次のように練習してみましょう。

  • 1:身体の力を抜いて、無理のない高さで「アー」と声を伸ばす
  • 2:声を自分が出せる最低音まで、少しずつ低くしていく
  • 3:最低音まで達したら、さらに声を低く出そうとする
  • 4:「あ゛あ゛あ゛あ゛」というガラっとした声が出れば成功

エッジボイスの具体的な練習方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

ボイストレーニングで自信をつけよう

発声面の原因を解消できてもメンタル面の原因が解消されないと、声の大きさが改善されないケースもあります。上記の練習で声が出しやすくなったものの、やり方が合っているかなど不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。

発声に自信がない方は、ボイストレーニングのレッスンを受けるのもひとつの改善方法です。プロの講師に技術や知識、どのように意識やチェックをするのかなどを教えてもらえることで、今まで曖昧だった部分がハッキリし、不安な気持ちを解消できることで自信にも繋がるでしょう。もちろん、発声面そのものの原因も同時に解消できます。自分ではなかなか解消ができない方は、ボイストレーニングのレッスンを受けるのもひとつの方法です。

音楽教室のシアーでは、「ボーカル&ボイストレーニングコース」以外に、「話し方コース」もご用意しています。全国の校舎で無料の体験レッスンを随時受け付けていますので、発声を改善したい方はぜひレッスンを体験してみてください。

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おわりに

解説したように、声が小さい原因は、大きく発声面とメンタル面に分けられます。両方の原因をうまく解消することができれば、聞き取りやすい大きさでかつ響きのある声を出せるようになるでしょう。また、同時に発声の基本も身につくため、歌うのが一気に楽しくなるかもしれません。ボイストレーニングは、声が小さい悩みを解消する近道ですので、気になる方は、実際のレッスン受講を前向きに検討してみてくださいね。

この記事の監修

多田 亘佑講師(ボーカル)幼少期から様々な音楽に触れ、高校では合唱の全国大会に出場。大学からアカペラの活動が本格化し、ブライダル関係を中心に雪まつり、スキー場のカウントダウンライブなどのイベントに多数出演。ハモネプで全国優勝した『じゃ~んずΩ』(現:JARNZΩ)のボイストレーニング・編曲指導・音楽プロデュースを経験後、2009年よりシアーミュージック札幌校に所属。 年間最大2500以上のレッスン実績があり、初心者からプロ志向の方を対象に、カラオケ上達から音楽活動のバックアップまでと目的に応じて幅広く展開。風船を始めとした身近な道具を用いたトレーニングや、独自視点の高音克服トレーニング・完全コピー(歌唱分析)・ハモリなど追究したオリジナルメニューで理解度・体感度・上達度の高いレッスンを特徴としている。
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