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カラオケで高得点を出す6個のコツ、採点項目ごとに高い点数を出すポイントを解説

2020.10.20 

カラオケで高得点を出す6個のコツ、採点項目ごとに高い点数を出すポイントを解説

  • カラオケの採点で高得点を出す練習方法ってあるの?
  • 上手く歌えているつもりなのに高得点が出ない…

本記事は、カラオケで高得点を出したい方に向けた内容です。

カラオケで高得点を取るには、当然ながら歌を上手く歌う必要があります。アーティストの真似をして歌ってみたり、ビブラートをかけてみたり、さまざまな方法を試している方もいるでしょう。しかし、どのような歌が上手いのかがぼんやりとしていて分からない方や、カラオケの採点でなかなか高得点を取れないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

カラオケの採点モードには、こぶしやビブラート、しゃくりなど、さまざまな採点項目があり、音程以外でもバランス良く高得点を取ることがポイントです。今回は、カラオケで高得点を出すためのコツについて、採点項目ごとに詳しくご紹介します。

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カラオケでどうすれば高得点を出せる?

カラオケで高得点を出したいのであれば、それぞれの採点項目で高得点を取る必要があります。例えば、どれだけ安定した声を出すことができても、表現力やリズム感などが伸び悩むようであると、総合的な評価はそれほど高くないでしょう。

カラオケの採点モードで高得点を取るには音程の正確性に加えて表現力も必要です。ビブラートやしゃくり、こぶしなどを用いることで得点が上がりやすくなります。ただし、カラオケの採点項目や点数配分は機種によって異なるため、すべての機種で同じ得点を取ることは難しいでしょう。次の項では代表的なカラオケ採点システムの採点項目をご紹介します。

カラオケの採点項目

カラオケの採点システムと言えば、DAMの「精密採点DX-G」とJOYSOUNDの「分析採点マスター」が代表的です。それぞれが採用している採点項目を詳しくみていきましょう。

DAMの「精密採点DX-G」

  • 音程・・・曲の音程に合わせて歌えているかを採点
  • リズム・・・テンポに合わせて歌えているかを採点
  • 安定性・・・音が不安定に震えてしまっていないか、まっすぐに発声できているかを採点
  • ビブラート・・・波打つように音を上下させるビブラートの秒数や回数を採点
  • しゃくり・・・低い音から滑らかに本来の音へしゃくり上げる回数を採点
  • フォール・・・本来の音から低い音に向かって滑らかにずり下げる回数を採点
  • こぶし・・・基本となる旋律のなかで音を細かく上下に動かす装飾的な節回しの回数を採点
  • 裏加点・・・声に高周波の倍音成分が多く含まれていると加点される

参考:精密採点DX-G解説 ~LIVE DAM STADIUM~

JOYSOUNDの「分析採点マスター」

  • 音程・・・音程の一致率を採点
  • 安定感・・・音程がブレていないかを踏まえた採点
  • 抑揚・・・Aメロ、Bメロ、サビなど、曲の展開に合わせた抑揚をつけているかを採点
  • ロングトーン・・・正しい音で安定した声を長く出せるかを採点
  • テクニック・・・こぶし、しゃくり、ビブラートを総合的に採点

参考:分析採点マスター | JOYSOUND.com

どちらも音程と安定感、表現力が重要な採点項目です。攻略法や相性によって個人差はありますが、1つの機種で高得点を取れるようになれば、他の機種でもある程度の得点を取ることができるでしょう。

「精密採点DX-G」の裏加点については、声に高周波の倍音が含まれていると最大で2〜3点程度の加点されるようです。倍音のある声を出すのは難しいですし、倍音を多く含む声=良い声とは限らないので、あまり気にしないほうが良いでしょう。

また、精密採点シリーズでは、最新の「精密採点Ai」を設置している店舗も増えてきています。精密採点Aiでは、新しく「Ai感性」という項目が追加されています。「Ai感性」は、歌い手の歌唱力や人の感情を揺さぶる歌唱を検出して得点化します。「精密採点DX-G」で高得点を出すことができても、「精密採点Ai」でも高得点を出すことが難しいケースもありますので、「精密採点DX-G」の採点に慣れた方は「精密採点Ai」での採点にもチャレンジしてみましょう。

カラオケで高得点を出す6個のコツ

カラオケのマイクと採点機器

カラオケで高得点を出すために、まずは正しい音程で安定して歌えるようになりましょう。また、こぶしやしゃくりなどの表現力を身につけることで、高得点へさらに近づけます。どのように練習をすればよいのか、高得点を取るコツについて項目別に詳しくご紹介します。

安定感(安定性)

正しい音程を安定して出すために、まずは腹式呼吸を身につけましょう。腹式呼吸は主に肺の下部を用いて呼吸をします。腹式呼吸は、お腹や背中が膨らむ感覚になり、肩はほとんど動かないのが特徴です。身体や喉に余計な力が入りにくいため、音程が安定しやすく、音に強弱をつけてもブレにくい呼吸法です。

普段の呼吸では、主に肺の上部を用いる胸式呼吸になっている人が一般的なのですが、実は仰向けに寝ているときは、特別に意識しなくても自然に腹式呼吸になっています。まずは、仰向けに寝た状態で呼吸をして、腹式呼吸の感覚をつかみましょう。

腹式呼吸の練習方法は、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ロングトーン

ロングトーンとは、同じ音を長く安定して出し続ける発声方法です。腹式呼吸や発声のテクニックの基本ができていれば、安定したロングトーンが出せます。ロングトーンができるようになれば、発声の基礎が身についたと言えるでしょう。

ロングトーンでは、無理のない自然な腹式呼吸で息をゆっくりと長く吐き続ける必要があります。まずは、腹式呼吸で息を長く吐き続けられるようにしていきましょう。ある程度、息を長く吐き続けられるようになったら、今度は息ではなく声を出して同じように練習します。

ロングトーンの練習方法については、こちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

ビブラート

ビブラートとは、声を波打つように上下させながら揺らすテクニックです。例えば、「あーーーー」が音を上下させない歌い方だとすると、ビブラートは「あ~~~~」と伸ばした音を波打つように上下に揺らして歌います。応用の仕方は色々ありますが、まずはロングトーンで音を伸ばしながらビブラートをかけて、「スッ」と消えるように音を語尾を処理できるように練習してみましょう

ビブラートをかけるタイミングや上下の幅などを自在に操れるようになれば、表現に深みのある歌になったり、声が心地よく響いたりと、さまざまなメリットもあるので、ぜひ身につけて欲しいテクニックの1つです。

ビブラートのかけ方や練習方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

しゃくり・フォール

しゃくりとは、ある音よりも少し下の音から滑らかにしゃくり上げるテクニックです。フォールはしゃくりとは反対で、伸ばした音の最後の音を少しだけ滑らかに下げるテクニックです。

しゃくりを今ひとつイメージできない場合は、福山雅治さんの『桜坂』のAメロを聴いてみましょう。歌い始めの「揺れる木漏れ日」の「ゆ」の部分にしゃくりのテクニックが使われています。本来の音よりも少し低い音から、「ゆ」へしゃくり上げているのが分かるのではないでしょうか。自然なしゃくりのため、滑らかで違和感がありません。

しゃくりをマスターできれば、歌に深みと滑らかさが加わるほか、感情を乗せやすくなったりと、表現面においてもメリットがあります。結果的に、聴き手に歌のメッセージ性が伝わりやすくなるでしょう。

しゃくりの練習方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

こぶし

こぶしとは、音を瞬間的に上げたり下げたりするテクニックです。ビブラートが波打つように音を上下させながら揺らすのに対し、こぶしは一時的に音を上下させます。

こぶしを使うと大胆に表現したり、繊細な感情を表現できたりと、歌の表情にアクセントがつき、メリハリのある歌になるでしょう。民謡や演歌ではよく用いられるテクニックですが、J-POPでも用いるアーティストも少なくありません。

こぶしを入れるときは、伸ばした母音を素早く上下させることを意識しましょう。例えば、DREAMS COME TRUEの楽曲『やさしいキスをして』の冒頭部分を聴いてみましょう。「あなーたぁあぁーの」となっていますが、「ぁあぁ」と母音が一瞬上下している部分がこぶしです。

こぶしをマスターするには、前提として腹式呼吸とロングトーンの練習が必須です。こぶしの練習方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

リズム

曲のテンポに合わせて正しくリズムを取る練習は、カラオケで安定して高得点を出すために必須です。音程は正確に覚えて歌えても、曲のテンポと歌がズレていると聴き手に違和感を与えてしまいますし、カラオケの点数にも影響します。

実は耳では分かっていても、発声がついていけないケースは少なくありません。曲を聴きながらベストなタイミングで狙った音を出す練習をしましょう。曲を流しながら録音して聴いてみると、どこがズレているか分かりやすくなります。

また、歌詞をうまく読み込めていなかったり、苦手な音を無理をして出そうとしたりする場合、曲のテンポからズレやすいでしょう。カラオケで安定して高得点を取るには、リズム感と歌唱力の両方をバランスよく鍛えることが大切です。

リズム感を鍛える方法やリズムを取るコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

カラオケアプリの採点でチェック

カラオケで高得点を出すコツを踏まえて、カラオケアプリで採点してみましょう。自宅で簡単に採点できるカラオケ練習アプリを3つご紹介します。

カラオケ@DAM(iOS/Android)

DAMの「精密採点」を搭載したアプリです。全国のユーザーとリアルタイムでランキングを競える「精密採点RB(ランバト)」も搭載しています。ビブラート、こぶし、しゃくり、フォールなどの表現力も採点してくれるので、自宅でのカラオケ練習にオススメのアプリです。

iOS:カラオケ@DAM
Android:カラオケ@DAM

分析採点JOYSOUND-公式カラオケ練習アプリ(iOS)

JOYSOUNDの分析採点を自宅で楽しめるiOS専用アプリです。採点中はリアルタイムで音程の正確性とテクニックが評価されるため、2番の歌詞で改善することを目指したり、自分のクセをその場で確認したりすることもできます。

また、項目ごとの分析とプロによる総評アドバイス機能も搭載しているため、自主練に役立つでしょう。そのほか、キーとテンポの変更、エコー、ガイドボーカル・メロディ、リプレイ機能、録音機能があるなど多機能です。

配信楽曲は15万曲(2020年9月時点)で、毎週約100曲ずつ追加されています。ジャンルは、総合、アニメ、洋楽、映画・ミュージカルのほか、演歌やK-POP、VOCALOIDまであり、配信曲が多彩です。

iOS:分析採点JOYSOUND-公式カラオケ練習アプリ

カラオケJOYSOUND+(Android)

搭載されている「分析採点Lite」の機能で音程やリズムを確認できます。キーやテンポの変更、ガイドボーカル機能、全国採点ランキング機能などを使えるので、カラオケ練習に役立つでしょう。配信曲数は14万曲以上(2020年9月時点)で、毎週100曲ずつ追加しています。

また、採点結果をTwitterに採点結果画面つきで投稿できることも特徴です。毎週、決まった曜日に採点結果を投稿すれば、上達が目に見えるため、モチベーションを維持しやすいでしょう。

Android:カラオケJOYSOUND+

ボイストレーニングを受けることでカラオケで高得点を狙える!

カラオケで高得点を取るために歌を練習しても、なかなか得点が上がらないと悩んでいる方も多いことでしょう。また、練習を続けていても上達を実感できないと、モチベーションを保つのがなかなか難しいですよね。

そこでオススメなのがボイストレーニングです。プロのボイトレ講師が歌の基本から上級レベルのテクニックまで丁寧に教えてくれるため、早く効率的に上達することが可能です。

ボイストレーニングの「シアーミュージック」には、カラオケで高得点を取ることを目指す「カラオケコース」があります。精密採点が可能な「LIVE DAM STADIUM」を導入しているため、より実践的な練習が可能です。

「カラオケコース」は、カラオケで得点を伸ばすために必要な各種トレーニングを受けることができます。マンツーマンで個々のレベルや目標に沿ったレッスンが可能で、講師も自由に選ぶことができます。そのほか、カラオケイベントも随時開催しているなど、カラオケで高得点を目標にしている方にオススメです。

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おわりに:カラオケで高得点を取るには音程・安定性・テクニックが必要!

カラオケで安定して高得点を取るためには、正しい音程で安定して歌えるだけではなく、ビブラートやこぶし、しゃくりといったテクニックも織り交ぜる必要があります。カラオケ採点アプリも併用しながら、何ができているか、何ができていないかを1つずつ確認しながら練習していきましょう。また、カラオケで高得点を目指すコースがあるボイストレーニングスクールもオススメです。プロのアドバイスやサポートを受けながら、カラオケで安定して高得点を取ることを目指しましょう。

この記事の監修

多田 亘佑講師(ボーカル)幼少期から様々な音楽に触れ、高校では合唱の全国大会に出場。大学からアカペラの活動が本格化し、ブライダル関係を中心に雪まつり、スキー場のカウントダウンライブなどのイベントに多数出演。ハモネプで全国優勝した『じゃ~んずΩ』(現:JARNZΩ)のボイストレーニング・編曲指導・音楽プロデュースを経験後、2009年よりシアーミュージック札幌校に所属。 年間最大2500以上のレッスン実績があり、初心者からプロ志向の方を対象に、カラオケ上達から音楽活動のバックアップまでと目的に応じて幅広く展開。風船を始めとした身近な道具を用いたトレーニングや、独自視点の高音克服トレーニング・完全コピー(歌唱分析)・ハモリなど追究したオリジナルメニューで理解度・体感度・上達度の高いレッスンを特徴としている。
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